昨年の夏頃からPENTAX K-30のことをimpress watchのデジカメwatchサイトで書いていて、年末からはK-5IIsについても書くことになり、他にASAPのことがない限りは一日の半分くらいをそれの作業や企画に費やしている。昨年やっていた奴よりは週刊という縛りがない分だいぶ楽だけれども、それでもやはり、企画・執筆・作例撮影・ブツ撮りをこなすにはそれなりの時間もかかる。とはいえ自分から志願したことでもあり、何とか続けられればと思っている
志願したと言ったけれども。元々PENTAX絡みになるのはどちらかと言えば消極的で、実のところは最初、コンパクトカメラの方を担当させてもらえないかという形でコンタクトをとった。コンパクトカメラは生活に密着した道具だし、多くのヒトが触れるものだ。現在の写真界の閉塞状況や、写真を撮影するということに対する社会の側からの無理解の広がりを打開するためには、多くのヒトが触れるコンパクトカメラをネタに、写真に深く触れる機会を作る仕掛けをいろいろな方面からセットして行くことが必要と、そう考えたのだ。余計なことを言えば、コンパクト機は技術的なトピックに関する検証項目がすくない分作業は軽く済むだろうという読みもあった。あと、一眼レフはどれも基本操作が同じなので、他の機種を扱うと自分のカメラを構えた時の勘が狂うということも怖れていた。実際、K-30のテストをしている時は操作勘がそちらにひっぱられるので、K-5を使って仕事する時に思うように体が動かなかったりなどの痛痒感に悩まされたこともある。