ローパスレスで得られる圧倒的な先鋭性はディストーション補正のためにリサンプリングを伴う処理を行なうとかなり損なわれて「ローパスフィルターの効果を打ち消した」カメラと同程度にまで落ち込む。そうなると単純な画素数の差によって遅れを取ることがある。とはいえフルサイズ3600万画素までいくと相当スイートスポットが狭く、限定的な用途以外には使いにくいだろうし、33x44mm:4000万画素ローパスレスには歯が立つわけがない。
手持ちの機材のほか、市販のあらゆる選択肢を価格を無視して検討するとやはりもっとも汎用性が高くかつ高画質で乗りこなしやすいのはPhaseoneバックなんだよな。ただし、Phaseoneバックにはレンズという弱点がある。もうこうなるとアサペン改めリコペンがPhaseoneを買収するか、さもなくばPhaseoneバックを過去の遺物にしてしまうようなデジタルバックシステムを作るしかないような気がする。そのためにフルサイズ2400万画素のk−3(噂)で従来645dでカバーしていた用途を引き継いで、さらに24x36mmで十全に使えるTSレンズシリーズを揃え、645dの派生機種としてデジタルバックもラインナップし…
それらを買えるよう黙って仕事します(謎)