インボイスとやら

適格請求書発行事業者として登録を行ない、いわゆるインボイスを発行できるようになりました。(正式には来月半ばからの対応となります)

 

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暫定復帰

45歳で目を患って定年退職を自称しておりましたが、諸事情(謎)によりぼちぼち復活して写真屋として営業再開しています。

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Canon imagePROGRAF pro1000を購入

HP8753のプリンタードライバーがOS10.12を最後にサポートから外れる事態になり、まぁ年式を考えれば致し方ないので写真用プリンターの新規導入を検討していた。当初はA3+機でEPSONの5vと7vを両機揃えることを考えたが、とくに7vのほうの画質が、HP8753と比べるとあまり気に入らなかった。(まぁサンプルプリントが青の透明感を過剰に演出していたことが大きな要因だろうけど)  そこでCanon機を検討しはじめた。Canonのプリンターも数年前に鳴り物入りでデビューしたPIXUS pro1の画質と運用評価があまりパッとしなかったので印象は良くなかったのだけど。今回調べ始めたら、pro-1の後継機として[imagePROGRAF pro1000]がデビューしていることを知った

imagePROGRAF pro1000は、いまウチで不調のために置物になっているかつてのHPの名機B8190と同じように、プロ向け業務用の大判プリンターの構成要素をブックシェルフプリンターの最大限界サイズに詰め込んだ、なかなか意欲的な構成のマシン。各色80ccの大型タンクを採用した顔料12色インクシステムを採用し、うち一色としてクロマオプティマイザー(透明コーティングインク)を備え、顔料インクながら、染料インク機と同等の均一な透明感を持った光沢紙への出力を可能にしている。EPSONのPX-3vと比較して機能的なマイナス面は「ロール紙に対応していないこと」「アート用紙などの厚紙系への対応が0.7mmまで(PX-3vは1.5mmまで対応)」の2点。もう一つの欠点は用紙幅17インチに対応しているのに、出荷時のファームでは用紙長さが23インチまでしか対応しておらず、A2は出せるけどA2ノビは出せないことだが、その点については現在公開されているファームウェアアップデートをユーザーが適用すれば可能になる。PX−3vに対する長所は、PX-3vがマットブラックとフォトブラックを交換して切り替える必要があるのに対して、PROGRAF1000はすべてのインクタンクを同時にとりつけする仕様なので、インク交換とノズルクリアに消費されるインクや、その度に廃インクパッドの容量が圧迫されるという問題がなく運用が楽な設計になっている。また、ヘッド直下の吐出部分の用紙保持に、業務用インクジェットや活版印刷機にあるようなバキュームシステムを採用しているので、PX-3vで見られるような、フチなし印刷時に用紙隅に残る金属ギアの圧迫痕がPROGRAF1000では現れない。廃インクパッドもユーザー交換が可能なシステムになっているため、工場送りにしなければならないPX-3vと比べてダウンタイムは非常に短いことが期待できる。

と。まだ届いていないプリンターに対する期待を書いていると、泉昌之の「かっこいいスキヤキ」に収録されている短編「アーム・ジョー」のオチを思い出さざる得ないが(謎)少し楽しみである。と書き残して、プリンターを収めるために、まず棚を片付けます

Category monologue

log170110

昨日はFelix Claus/吉良森子夫妻の御宅にお招き頂いて新年会。

話の中で、ある人が「歴史学というものは資料というfactからそこには書かれていないstoryを組み立てるという意味では、化石から恐竜の姿や生態を想像する考古学と同じです」と応えていたのが印象に残った。恒例のウォーキングの会を「今年はパリで」という途方もない話が出ていたので、今さらながらパリの渡航事情について調べたり

今年もよろしくお願い致します

Category log, monologue

池田さんがコーヒーとコリアスについて語る

http://www.streamvalley.jp/hajimeni

私が20代後半から30歳くらいにかけてよくお世話になっていたサルーンコリアスの池田さんが今の店を開くにあたって、かつてのマスターであり師であったコリアスについて綴った文章。

Category Around the world, Notes

お題:今年のベスト| 2016

毎年恒例のAdvent Calendar[Link]のお題として「今年のベスト」を。

David Bowieの生の完結
元々は彼については名前を知っていると云う程度の認識だったが、離別した元の妻がアルバムはLP/CDとも全て持っているほどのファンだったこともあり、よく耳に届いていた。率直に言えば若い頃の彼は凡庸な苦悩するスターだったと思う。しかして、間違いなくスターであり、その凡庸な苦悩の結果たどり着いた40代に入ってからの作品が俺は好きだった。そして今年、彼の69歳の誕生日にアルバム “Black star”が突然リリースされ、その二日後に彼が亡くなっていたことが公表された。 正直、Black starにはいい曲もあるが凡庸な曲もあり、そうした有り様がまさにDavid Bowieの作品の集大成という気もするが。それがリリースされた経緯と飽くまでもスタイリッシュなやり方、そしてそれを彼の死後実行した者たちに彼が愛されて/理解されていたのだなということを強く感じさせられた。それがまさに彼が背負っていた重荷なんだろうけれども
Casacoを撮影したこと
縁あってこのプロジェクトを知って「撮影してみたい」と思ってから、しかし、俺のようなロートルが出るよりも、若い力には若いカメラマンが相対してこれを撮るべきではないかと悩み。一週間くらい考えたが(いや十日くらいか)思い切って手を挙げて撮影させてもらうことになった。その手を挙げたと云う自分の行ないと、結果として満足してもらえる[写真]を撮影し得たことに写真屋としての今年のベストを。悩みは続くだろうけれども今後の方向性の一つの徴として
PENTAXがフルフレームDSLR| PENTAX K-1を発売
「泳げる頃までには」と言ったかどうかは定かではないが、念願のフルフレーム機・K-1が発売された。プロ用機として捉えるとまだシフトレンズのランイナップがないことはどの不足点が目立つシステムだが、画質と機能性は申し分がなく。決して安い買い物ではなかったが、撮っていて充実感がある良いカメラだ。
タイトルがついた件
ずっと撮り続けてきた渋谷と新宿のシリーズに [46 seconds] と [platform 15] というタイトルがついたのが良かった。撮り続けながら、無理にタイトルや説明のためのコンセプトやステイトメントのような言葉をこじ付けることだけはすまいと思ってそのように努めてきたが。10年以上を経て自然に言葉が添えられたのは良かった。ある意味でこれが今年の最大の収穫か。あるいは、自分がようやくそうしたステージに手が届くようになってきたか。 とはいえ、言葉がついたことで早速リキみが生まれ、この夏の成果はあまりパッとしなかった。今週末から2月にかけてが最も撮影に適した時期なので、気持ちを新たに取り組んでいこうと考えている。
Category Notes

定期ポスト



写真は秘法によって生み出された虹である 
それは化身のように手でつかむこともできないが 
夢のような美しさがある 
しかも確固とした実在性を持っている 私はそういう写真を撮りたい 

— 土門拳 —

Category monologue

ステイトメント的な何か。あるいは寝言

我々は撮られるべき事物を分担して撮っているにすぎない。企図された作家性などはそこでは無意味である。

今後重要な写真の多くは「写真家」を名乗らないものによって撮られていくだろう。彼を photographer とだけ呼ぼう。

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log_160413

しばらく何も書かずにいたが。webの時代の信用はLOGにあると考えているので、やはりここにつらつらとなにか書いておくのが良いような気がして。さりとてとりわけ書くことがあるわけでもなく、徒然なるがままに書き記すなんていうのもこの齢で気恥ずかしいような気がして放置していると、また何も書かずに日を過ごしてしまうので、今日は何もないままに書いてみることにしよう。

現在は、tomito archtecture の CASACO のプロジェクトに取り組んでいる。先週まではimpressの記事を二本書いていたのでアップアップだったが、おかげさまで体力の不安はなく、なんとか乗り切った。書き仕事としてみると、文章の出来は5点。伝えたいことが塊になっているかという意味では7点くらいの出来。注文仕事で書き仕事を自信を持って受けられるレベルではないなぁと思う。しかし、この件についてはもう少し継続できるように努力する

CASACOのプロジェクトについては、近々竣工写真を撮るために調整中。

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「世俗的覚醒」には未だ至らずも

たぶん。俺は群衆を撮ることで「東京の当事者に」なろうとしてるんだろうな。撮ることが目的ではないような気がする

一時間くらい撮ると、急に街が立ち上がってくる時がある。それがたぶん高山さんのいうところの「覚醒」なんだろう。

覚醒した状態をいかに長く持続させるか。常に「覚醒者」であるために

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